筆文字コラム

息ができない

コロナ禍がまだ収まらない中で、くすぶり続けたアメリカ社会の差別問題が火を噴いています。 白人警官が黒人の人々を死に追いやりながらもその罪はうやむやにされてしまうことが繰り返されてきたことの怒り。 首を圧迫されて苦しそうに続きを読む



氷壺無影像

好きな言葉をご紹介します♪ 「氷壺無影像」 壺にはった氷のように曇りのない透明な様子、 心の中に一点の影がないということをいいます。 綺麗な言葉ですよね^^ 何かに夢中になっていると、心に雑念がなくなりクリアに研ぎすまさ続きを読む



「笑」は見るだけでなんだか幸せな気分になれる文字の一つだと思います。 とはいえ身近過ぎてあまり気にかけたことがなく、 戌年のときなどは竹冠に「犬」に見立てて何枚も書いたりしていたので、由来自体を勘違いしかけていることに気続きを読む



6月の準備

早いもので5月ももう終わります。 今年は3月くらいからなんだかコロナ一色の日々でした。 気づけば数ヶ月前とは生活の仕方や考え方など大きく変わっています。 毎月何度か人と会って外食していたのが遠く感じる日々。 緊急事態宣言続きを読む



小満

今は二十四節気でいうと「小満」という季節です。 陽気が良くなって、万物の成長する「気」が天地に満ち始めることから小満といわれているそうです。 暑さも加わり、麦の穂が育ち、山野の草木が実をつけ始め花が盛んに咲き乱れる生命が続きを読む



リサイクル

書道をやっていると膨大な紙を使います。 ペーパレス時代になりつつある今、森林破壊などの問題を考えるとあまり紙を無駄遣いしたくはありません。 しかし、どうしてもやはり紙に書くのが書道なので、 練習ではなるべく書き損じの紙は続きを読む



文字と言葉

文字と言葉は同じようで違う気がします。 文字は紙を介して存在し視覚的に訴えてくる。 言葉は人の声を通して訴えてくるので、 物理的な跡を残さないが心に残る直接的なインパクトが大きい。 時空を超えて客観的に眺められる文字は静続きを読む



虹が見たい^^

雨のあしなびきて見ゆる雲間より かけわたしたる虹の橋かな (木下幸文の歌) 先月多かった春の雨は上がり、 ゴールデンウィークからは天気のいい日が続いていますが、 晴れ晴れした天気とは対象的な社会状況に見えない雨が降り続い続きを読む



立夏

本当に今日は「夏が来た~」という気がしました。 暦どおりといえば暦どおりですが^^; 5月5日あたりが二十四節気では「立夏」となります。 立夏を境に夏になるのですが、 私の子どもの頃はそれでもまだ肌寒い日が多いのが5月の続きを読む



具礼奈為乃

くれないの 八重てり匂ふ 玉はすの 花びら動き 風わたるかも (伊藤左千夫のうた) 伊藤左千夫の和歌ですが、なかなかさらっと読めないのが和歌作品^^; 自由自在に作品の中に変体仮名を取り入れて書くのはまだまだ難しく、私自続きを読む



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