篆書

篆書体は亀甲文字以降の、象形的な文字から現代使われている漢字の元になっている書体です。
秦代より前に使用されていた書体全てを指しますが、一般的には周末の象形文字の名残を残す金文(甲骨文字)を起源として、戦国時代に発達して整理されました。秦の始皇帝が文字統一を行い、そのときに公式書体とされたものを小篆といいます。篆刻などの刻印の文字に見られるのが大篆と言われますが、それらを総称したのが篆書です。

隷書の母なる篆書はなじみのある楷書や行書に遠いため、現代の私たちにとっては記号にも絵にも見えるような斬新さを感じさせてくれます。人によっては目新しさを覚える魅力ある書体と言えるのではないでしょうか。

【篆書体の特徴】
★荘厳、重厚、異国的、
☆目新しさ、ユニーク、スタイリッシュ
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篆書*制作例

Ten-1

小篆

Ten-2

枝垂れ篆書

Ten-3

ポキポキ篆書

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