くれないの
八重てり匂ふ
玉はすの
花びら動き
風わたるかも
(伊藤左千夫のうた)
伊藤左千夫の和歌ですが、なかなかさらっと読めないのが和歌作品^^;
自由自在に作品の中に変体仮名を取り入れて書くのはまだまだ難しく、私自身もお手本を参考に練習しています。
仮名文字の自由さに面白さを感じつつも一朝一夕に身につくものではないので、仮名作品に取り組むときはいつも以上に初心に戻る感覚があります。
ちなみに今回作品をそのまま書き出すと↓こんな感じです。
具れ奈(為)の
八重天利尓本ふ玉
者須農花ひらうこき
可勢王多るかも
改めて見ると、ほとんど変体仮名でした(;゚ロ゚)
これでは普通の方は読めませんね^^;
私も仮名文字を学んでいても初見ではすぐに解読できません。
自分自身でここまで変体仮名を使いこなせるようになれたら楽しいでしょうね。
「書」は深いからこそ学び続ける面白さがあるんだと実感します。
日々是精進!