私は自分の感じている感覚を文字に乗せて落書きをすることがよくあります。
だから一見して読めない文字を敢えて書いてみることも多いですが、
この画像の文字はれっきとした文字です^^
読めますか?
まるで記号ですね。
私はもちろん読めません(でした)^^;
これは「忘」の草書体です。
手本をまねて文字を書くのが書道だと思われがちですが、実は違うと思います。
同じ文字にもいくつかの形があったいり、同じ書体でも違った形で出てきたり、
違う文字でも草書体になると区別がつかない同じような形になっていたり……
書道は学べば学ぶほど「これが正解です」みたいな「一つの答え」はありません。
だから指導するときも「この場合はこうなります」「この書はこうなっているので、こう書きましょうか」のような時と場合によって伝えることも変わります。
最近は何でもマニュアルがあったり、答えがすぐに得られることが歓迎される傾向がありますが、
決まった答えがなく、幾通りのものを体験して吸収していきアウトプットしていくことが大切なのだと感じます。
大らかな気持ちで取り組んでいくと多様なものを自分に中に取り入りていくことができるので、
「分けわからない文字」ばかり出てきてもとっつきにくいと思わずに、
その都度新しい発見や感動をもって取り組んでもらえたら、わかってくるものが増えていくはずです^^/