先日、書壇院ギャラリーにて明、清時代の書画の企画展を見てきました。
私自身は隷書体で作品に取り組むので、自然と隷書体に目が留まります。
弾力のある毛筆のリズムが感じられる丸みが心地よい隷書作品が気に入りました。
勢いとおおらかさを感じる筆線に惹かれます。
書も絵も人がエネルギーをもって書(描)いた線には、その作品の中にその作者の吐息や当時の空気が封じ込められているように感じます。
昔から「よくわからない」ながら美術鑑賞が好きでした。
子どものころは説明できませんでしたが、今思えば子どもながらに作品に封じ込められた作者のエネルギーや時代の息づかいのようなものを感じていたような気がします