子どもの書✨

子どもの書く絵や文字は大人には出せない無垢なアート性を感じます✨
子どもたちに習字を教えるとき、
彼らの個性的な線や勢いに朱を入れたくないなと思うことも多々あります。
そんなときは「アートだね!作品としてはいい!だけど、お手本と違うね」と、
言い訳をしながら渋々直しています。
お習字は整ったきれいな文字を書くことを目的にしているので、
必要な場面ではもちろん躊躇なく指導はしておりますが^^;

ただ、デザイン文字やアート書の場面では、
あえて子どものような文字を目指して腐心する大人たちは少なくありません。
どんなに書の大家であっても子どもの文字をマネしようとしたら、
マネでしかなく子ども本来が書く(描く)作品に及ぶことはないのです。

ひとは成長するしたがいできることが多くなっていきます。
未熟だからこそのエネルギーは子どもの武器で、
子ども時代は限られているからこそ大人にはまぶしく映るのでしょう。
大人たちが失ってしまったものをもつ子どもたちの輝きみたいなものが、
失ったからこそ見えてくるのかもしれません。

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