秋収冬藏

千字文とは古代中国、六朝時代の教科書です。
晋代の王羲之 (ぎし) の筆跡を集め,重複しない1000の漢字を250の四字句に綴ったもの。
ごく最近まで識字と習字のための初心者用教科書として用いられていたそうですが、
意味のある言葉に組み合わせて重複しない千字を集めるというのは凄い偉業です。

千字文は書のテキストとしてもとても有効です。
書を通して学ばれる方は多いですが、一般的にはあまりなじみがないですね。
名跡が集字され様々な書体の千字文の教科書が編纂されているので、
私は時々練習のときだけでなく作品作りにも活用します。

意味のある四文字には含蓄も多く、
古代中国の人の思考や暮らしが想像できて面白い!
多くの人はなかなか触れることもないものだと思いますが、
書(落書き)など通してその面白さなどが伝えていきたいなと思っています^^

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