たまたまアマゾンプライムで見た映画。
最近はお気に入りの映画館が閉館になったために映画館に行かなくなってしまい、
もっぱらアマゾンプライムで小さな画面で見てしまうことが多くなりましたが、
久しぶりに少し心にずんと来ました。
一番好きな画家のひとり、ゴッホの半生を描いた物語。
なんとなくゴッホだからと流してみたら、
まず主演のウィリアムデフォーのゴッホぷりが感動するほど自画像そのままの本人のようで引き込まれていました。
視点の曖昧さを画面で表現しているところ、ゴッホの目線で映し出される場面も多く散りばめられているため感情移入もしやすかったのかもしれません。
過去にいくつかゴッホの映画を見た気がしますが、最後の場面を含めてなんだか一番真実に迫っていた気がしますし、
ゴッホの気持ちが少しだけ覗けたような気持になりました。
ゴッホ自身を大げさに描くわけでもなく、周囲とのやりとりも誇張することなく、そしてゴッホ本人にシンクロできるような表現を目指して作ったのだろうなと感じました。
ゴーギャンとの関係もこんな感じだったんだろうというのも知れて、
それまでもう少しエキセントリックな関係をイメージしていたので、今までに見たり、読んだりしたもので私自身ゴッホのイメージを作り上げていたことに気づかされた気がします。
なによりも映像が美しく、かつて南仏に行ったときにひとりでゴッホの過ごした修道院だったところの精神病院?を訪れたことも思い出しました。
ゴッホがいたという窓から見えた景色がその絵のままだ立った印象も蘇り、
なんだか不思議な、懐かしいような、切ない気分に浸ってしまい……
昨日は予定していたことが結局何も終わらずに一日が終わってしまいました^^;
そしてこういう余韻が引きずる感覚が久しぶりで、内容薄めの消費動画に時間を奪われていた自分自身を振り返るいい機会にもなった気がします。
流し見動画で時間つぶすなら、やっぱり映画を見るようにしたいと思います!