週末はヴァロットンというアーティストの版画展に行きました。
効果的な黒の使い方に白が印象的に際立ちます。
もともとヴァロットンは画家だそうですが黒白の版画にこそ彼の才能が発揮されているようです。
私は絵画鑑賞をする際、その画面の中に当日時代の空気や風景を見るのが好きなので、
世相を切り取った街の風景や何気ない人々の息遣いを感じられる作品がとても面白かったです^^
単純化された描写は漫画のイラストのように見やすく、深刻なテーマの中にも画面にユーモアを感じます。
その親しみやすい画面からは社会の空気や群衆の不穏さ、子どもの残酷さまで見ることができました。
「黒と白」展は黒と白のできること、可能性を考えるいい機会にもなりました。