これも文字です^^


こちらの文字は篆書体の「響」です。
ナスカの地上絵のような風情ですが^^;

篆書体か象形文字からより抽象化が進んで文字らしくなった形です。
楷行草あたりの現代私たちが使っている文字に比べたらぐねぐねと複雑に見えますが、文字によっては非漢字圏の方も見て分かりそうな造詣の文字もあります。

これは「鳴鳳在樹」と書いていますが、「鳴鳳」の「鳥」を表す造詣はまるでイラストです^^
文字を読めなくても鳥のことを表しているのは多くの人に伝わるのではないでしょうか。

もとは実体のある名刺を表す記号から入ったのではないかと思われる文字は、実体のない「思い」「現象「教え」などの抽象的なモノまで表現する記号になりました。
文字は確実に人類の一大発明のひとつであり、とくに漢字の秀逸さは飛び抜けているように思います。
漢字は非漢字圏の方を寄せ付けない排他的な文字とも思われそうですが、漢字の成り立ちを見ているとその文字を使いこなす文化の尊さを感じます^^。

ペーパレスのデジタル社会になり文字を書くこと自体が少なくなっていますが、漢字文化の住人として漢字は大切に書き続けて行けたらと思います^^/

Scroll Up