息ができない

コロナ禍がまだ収まらない中で、くすぶり続けたアメリカ社会の差別問題が火を噴いています。
白人警官が黒人の人々を死に追いやりながらもその罪はうやむやにされてしまうことが繰り返されてきたことの怒り。

首を圧迫されて苦しそうに訴える「I can’t breathe(息ができない)」という言葉が切実すぎて、アメリカ社会の深い闇をその一言が表しているように感じてしまいました。

同じ世界に住んでいるはずなのに、なぜか吸っている酸素の濃度が違っている……
気づけば日本もそんな息苦しい不穏な社会になっているような気がします。
アメリカ社会のデモは私たちの問題の延長線上にある現実なんだと思い知らされます。

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