顔真卿の楷書

顔真卿の書は温かみのあるふっくらとした楷書が特徴です。
おそらく多くの人にとって親しみが持てる書の一つなのではないでしょうか。

先日まで東京国立博物館で行われていた書道の「顔真卿」展は大盛況でした。
私が鑑賞したときも感じたのですが、中国の方がたくさん来ていたようです。
中国の誇る書の神様的存在の顔真卿の真筆「祭テツ文稿」だけに中国でも課なり話題になり、
「なんで中国じゃなくて日本で見れるのか」と炎上していたらしいニュースも見ました。
とはいえ、やはりこの機会を逃したくないと、
わざわざ中国からツアーが組まれていたそうです。

実際、予想以上の見応えのあるものでした。
千年以上も前の真筆の数々には時を超えたエネルギーを感じ感動です。
若い人も多くたくさんの人が書を見に来ていることにも少し驚きました。
書を続ける者としては書道に関心のある方があんなにいるとは嬉しい限りです。

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