篆書体のこと

篆書体とは漢字の古い書体です。
亀甲文字のような象形文字からいわゆる漢字としての文字の形になった書体といえます。
「楷行草」は現代の私たちにはなじみがありますが、
篆書はそれ以前の時代に使われていた文字なので、
今の私たちからすると逆に目新しいデザイン性の高い書体に感じます。

秦の始皇帝が文字統一してかつて役人たちが使っていたのがこの篆書体ですね。

頭のいい特権階級の役人たちでも篆書のような複雑な文字を書くのはなかなか大変^^;
そこで書きやすく簡略化して生まれたのが隷書体です。
私たちにはやはり少しなじみは薄い書体ですが、
だからこそデザイン的な書体として使われることが多く、魅力的です。

その後、隷書を簡略化した草書、楷書、行書が生まれました。

篆書体はいわゆる文字の母!
象形文字の名残も感じられます。
表意文字である漢字は最先端アートのひとつだと思うのですが、
この面白さを書を通して皆さんと共有できたら嬉しいです♪

ちなみにデザイン篆書で文字ロゴなども承っております^^

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